2022.05.28

福岡市の目抜き通り「西通り」が発祥のご当地プリン

西通りプリンは2006年に福岡市でその産声をあげました。創業時のオーナーパティシエの手作りプリンを、黄色い移動式ワゴン車で福岡市の繁華街として名高い、天神・大名西通りを中心に販売しはじめたことがきっかけです。

手間ひまかけた手作りプリン「ポシェ」のおいしくなめらかな口当たりと、福岡一の目抜き通り「西通り」の名を冠したキャッチーなブランド名が好評を得て、瞬く間に九州を代表するご当地プリンとしての地位を確立しました。 2011年には総合食品商社の西原商会グループ傘下になったことにより、商品の開発力・生産力も活発になっていきました。

そして2014年には福岡県糟屋郡に新工場を竣工。徹底的な温度管理に加え、空調換気にはHEPAフィルターを完備。もちろん衛生管理手法HACCPに適合した衛生的な環境で生産を開始し、衛生的な環境から、プリンの生産に加えアイスクリームの生産も可能となり、Alvo(アルボ)というブランドの商品の製造販売が始まりました。

また、2015年には九州の玄関口でもあるJR博多駅のおみやげコーナー「マイング」での店舗オープンを果たし、現在主力商品にもなっている「あまおうカタラーナ」もこの店舗のオープンに合わせた目玉商品として開発されました。

「あまおうカタラーナ」は博多駅マイングが開催したお土産総選挙2016で部門賞1位を受賞。さまざまなメディアでも取り上げられ話題を呼んでいます。

西通りプリンの定番味「ポシェ」。語源はフランス語の「pocher」で、低温の液体の中でゆっくり加熱するという意味があります。

プリンはシンプルなスイーツで、卵黄・砂糖・ミルクをどういう方法で固めるか、というだけです。シンプルがゆえ、配合や温度調整などは難しいと言われています。

製法(どう固めるか)は大きく3つあり、焼いて凝固させる「焼きプリン」。凝固剤などを使って固める「ケミカルプリン」。蒸して凝固させる「蒸しプリン」。西通りプリンは蒸しプリンに分類され、前述した「ポシェ」の由来通り、低温のスチーマーでじっくり蒸すことにより素材の味を引き出します。

また、素材にもしっかりこだわり、九州産の卵にミルク・生クリームを使用し、香り付けにはマダガスカル産の高品質バニラビーンズを使用しており、そのなめらかな口どけとおいしさは子どもから大人まで幅広い人たちに好評を得ています。

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