2022.11.19

ほうじ茶・棒ほうじ茶・加賀棒ほうじ茶のお話

今注目を集めている「ほうじ茶スイーツ」をご存知でしょうか。
香り豊かなほうじ茶は飲み物としても美味しいですが、甘いスイーツに加えることで芳ばしい香りが引き立つため、徐々に人気を集めテレビや雑誌によく取り上げられています。
今回のトピックスはほうじ茶と茎のほうじ茶についてご紹介します。

1. ほうじ茶について

ほうじ茶と聞くと茶色い飲み物をイメージされる方は多いのではないでしょうか。ウーロン茶や紅茶も茶色のお茶ですが、ほうじ茶はこれらとは違う加工工程で茶色いお茶になっています。ほうじ茶になる加工方法やお茶の分類についてご説明します。

1-1お茶の分類

お茶はすべてツバキ科の常緑樹である「チャノキ」の葉から作られています。
緑色の葉に何も手を付けず火を通し蒸すことで、不発酵茶と呼ばれる緑茶が完成します。
不発酵茶の緑茶とは煎茶や玉露、抹茶などを指しほとんどが緑色ですが、実は茶色のほうじ茶もこの不発酵茶に属しています。
ほうじ茶の加工方法についてですが、日光を浴びている葉の中で新芽が伸びて硬くなった葉や茎などを原料にした「番茶」を、強火で焙じることで完成します。なのでほうじ茶とは一度「番茶」の茶葉として完成したものを、再加工し茶色の茶葉にしているのです。

一方、発酵茶にはウーロン茶と紅茶が分類されます。
緑色の葉を発酵させることで色素が抜け、茶葉が茶色くなります。少し発酵させて萎れさせ、加熱した半発酵茶をウーロン茶と呼び、しっかり発酵させた発酵茶を紅茶といいます。

同じ茶色のお茶でもほうじ茶は、緑色の茶葉を焙煎して茶色になり独特の芳ばしい香りが生まれるため、ウーロン茶や紅茶とは香りにおいてかなり違いがあります。

1-2苦み成分が少ないほうじ茶

日光を浴びている葉は、苦み成分である「カテキン」を比較的多く含んでいることが特徴的です。しかし強火で焙じて製造することでこの「カテキン」の成分が溶けるため、苦みが抜けます。また焙煎することで、茶葉に芳ばしい香りが加わり口当たりも良くなります。ほうじ茶は加工過程でカフェインの成分が気化し少なくなるため、リラックス効果も期待されるといわれているので食事中のお茶として飲まれることをオススメします。

2. 茎のほうじ茶について

ほうじ茶について説明しましたが、同じ加工方法で原料の部分が違うお茶があります。続いてはそちらをご紹介します。

2-1茎を焙煎!「棒ほうじ茶」

葉ではなく茎を使用し焙煎したほうじ茶です。世間一般的には「棒ほうじ茶」といわれています。

この棒ほうじ茶は、「棒茶」や「茎ほうじ茶」など他にもさまざまな呼び方があります。焙煎した茎が棒の形に見えるため、名前に「棒」が付いたといわれています。

なぜ茎をお茶の原料として使い始めたかについてですが、「もったいない」の気持ちから使われ始めたそうです。お茶の文化が広まった江戸時代は、お茶は高価なものでした。そこで捨てる部分の茎に着目したことからお茶として使用され、お手軽な価格で手に入れられる棒ほうじ茶は広がっていきました。

焙煎する部分が違うだけで、風味もかなり違います。理由として葉より茎を焙煎した方が、焙煎香の強さは1.5倍になり、また茎の中には花の香り成分も多く含まれているからです。優しい香ばしさが際立つため、食後や仕事終わりといったリラックスしたい時に棒ほうじ茶は人気があるようです。

さらに棒ほうじ茶にも種類があり、上質な茎の部分のみを使用した、「加賀棒ほうじ茶」が最近ではスイーツや飲み物として話題を呼んでいます。

2-2 献上品にも選ばれた「加賀棒ほうじ茶」について

加賀棒ほうじ茶とは、石川県の加賀地方で長年よく飲まれているほうじ茶です。発祥は金沢といわれており、今となっては石川県から全国に広まっています。

北陸地方では親しみある加賀棒ほうじ茶ですが、金沢では水分を含み柔らかく栄養が豊富な希少部位の一番茶の茎を使用することが多いです。良質な原料のお茶でもあることから評判となり、全国的に発信されるようになりました。捨てられる部分の茎から生まれた棒ほうじ茶ですが、加賀棒ほうじ茶は昭和天皇に献上されたこともあるほど奥深いほうじ茶です。芳ばしい香りでほのかな甘みと旨みがある加賀棒ほうじ茶は、石川のお土産として選ばれているそうです。

3. ほうじ茶×スイーツ

3-1ほうじ茶と相性の良い組み合わせスイーツを紹介します。

〈ほうじ茶×ミルク〉
ほうじ茶とミルクは相性抜群です。特にほうじ茶のアイスクリームはよく商品化されています。夏に食べたくなるアイスクリームのほかに、かき氷のフレーバーにほうじ茶味が登場し生クリームを乗せたほうじ茶かき氷は大変人気を集めていました。
またミルクプリンとの組み合わせについてですが、こちらもアイスクリームと同様によくお店に並んであります。プリンの滑らかな口どけに芳ばしいほうじ茶の香りはたまりません。ほうじ茶プリンは簡単に作れるということもあり数多くのレシピも存在しています。

〈ほうじ茶×わらび餅〉
和スイーツともいわれるわらび餅にほうじ茶を加え上品な香りをプラス。そこに見栄えよくきな粉をかけることで、オシャレなおやつ時間になること間違いないでしょう。

〈ほうじ茶×ケーキ〉
シフォンケーキの生地やロールケーキの生クリームにほうじ茶を加えるなど、ケーキとの組み合わせもほうじ茶の香りが引き立つためオススメです。またあまり聞き慣れないかもしれませんが、レアチーズケーキにもほうじ茶は合います。ほうじ茶のアクセントによっていつもと違ったレアチーズケーキをお楽しみいただけるのではないでしょうか。

〈ほうじ茶×ラテ〉
先ほど説明した通り焙煎によってカフェインが少ないほうじ茶は、仕事の合間にリラックスしたいという方にオススメです。またほうじ茶ラテは飲みやすいことから、働く女性に人気を集めています。下記画像のようにラテの上からほうじ茶パウダーを振りかけることで見た目は可愛く、香りが増すためちょっとしたアレンジをしてみてください。

3-2 西通りプリンの新商品
ほうじ茶とホワイトチョコレートを合わせたスイーツのご紹介です!

2022年11月1日より、NISHIHARA ONLINE STOREにて加賀棒ほうじ茶とホワイトチョコレートを組み合わせたしっとり濃厚なショコラテリーヌ「加賀棒ほうじ茶テリーヌ」の販売を開始しました!

新商品「加賀棒ほうじ茶テリーヌ」は、素材にこだわったスイーツを開発し続ける西通りプリンの自信作となっています。
焼き時間と温度にこだわり、優しくじっくり焼き上げています。茎をそのまま粉砕加工したほうじ茶パウダーを使用し、素材本来の香りと味わいを存分に堪能いただける商品です。
また解凍時間によって味わいが変わったり、切った厚さで食感が変わったりとさまざまな味わいもお楽しみいただけます。
芳ばしい香りと自然な甘みをおびた爽やかな味わいの加賀棒ほうじ茶と、クリーミーでバランスの取れたベルギー産ホワイトチョコレートは相性抜群です。

大切な方やお世話になった方への贈り物として、またお取り寄せスイーツをおうち時間に「加賀棒ほうじ茶テリーヌ」をいかがでしょうか。オンライン限定商品ですので、是非お買い求めくださいませ。

4. さいごに-ほうじ茶の旬の時期はいつなのか?-

寒くなる秋や冬に「温かいほうじ茶を飲みたい」と思うことは増えませんか?
最後におまけとして、ほうじ茶の旬な時期についてお話しします。

ほうじ茶の旬な時期は秋や冬と思う方が多いようですが、実は原料の「番茶」によって変わります。ほうじ茶に使用される番茶は、夏以降に摘み取る3番茶や4番茶が多いです。しかし、加賀棒ほうじ茶のように上質な茎を使用する場合、1番茶の茎を原料とするため、4月下旬から5月上旬の春ごろに摘み取る番茶になります。良質なほうじ茶を選びたい方は、番茶の摘み取る時期に合わせて選ばれてみてもいいかもしれませんね。

リラックスしたいと感じた際は、カフェインが少なく上品で芳ばしいほうじ茶をオススメします。
最後までお読みいただきありがとうございました。